【保険適用】 手掌多汗症の治療について |
原因のわからない多量の手汗(手掌多汗症)にお悩みの方へ、 塗り薬 「アポハイドローション20%」が使えるようになりました。 手汗によるご本人のお悩みは、周りの人が思っているよりも深いことが多く、多汗症の中でも「おでこの汗」や「脇汗」よりも手汗の方がQOLが低いと報告されています。 「アポハイドローション20%」は、日本初の『手汗への塗り薬』で、1日1回寝る前の塗布での手汗を減らす効果が認められています。 2023年3月に製造販売承認を取得し2023年6月1日に発売されました。 お薬代は14日分・3割負担の方で約1,500円程度(1回2本の処方まで)ですので、手汗でお悩みの方の一助になるのではないかと考えます。お悩みの方はご相談ください。 ■処方にあたっての注意 ・アポハイドローション20%は原発性手掌多汗症の方にのみ処方が可能です。 ・手掌以外(顔・脇 等)には使えません。 ・閉塞隅角緑内障の方、排尿障害のある前立腺肥大の方、重篤な心疾患のある方は使えません。 |
【保険適用】 腋窩多汗症(脇汗)の治療について |
原因のわからない多量の脇汗にお悩みの方へ、 塗り薬 「エクロックゲル」と1回使い捨てのシートタイプ「ラピフォートワイプ」が使えるようになりました。 精神的に緊張した時や温まった時に、手のひら・足の裏・脇・額・頭部など、左右対称に多量の汗をかく症状を「原発性局所多汗症」と言います。 ■多汗症の定義 局所的に過剰な発汗が、明らかな原因がないまま6か月以上認められ、以下の6症状のうち2項目以上あてはまる場合に多汗症と診断されます。 (日本皮膚科学会ガイドライン:原発性局所多汗症診療ガイドライン2015年改訂版) 1. 最初に症状がでるのが25歳以下であること 2. 対称性に発汗がみられること 3. 睡眠中は発汗が止まっていること 4. 1週間に1回以上多汗のエピソードがあること 5. 家族歴がみられること 6. それらによって日常生活に支障をきたすこと 「エクロックゲル」は、日本初の『脇汗への塗り薬』で、1日1回の塗布での脇汗を減らす効果が認められています。 「ラピフォートワイプ」は2022年5月に発売された2番目の保険適用薬で、1回使い捨てシートタイプのため携帯性にも優れています。 お薬代は14日分・3割負担の方で「エクロックゲル」が約1,500円程度(複数本処方可)、「ラピフォートワイプ」は約1,100円(1回14枚の処方まで)ですので、脇汗でお悩みの方の一助になるのではないかと考えます。お悩みの方はご相談ください。 ■処方にあたっての注意 ・エクロックゲルは12歳以上で原発性腋窩多汗症の方にのみ処方が可能です。 ・ラピフォートワイプは9歳以上で原発性腋窩多汗症の方にのみ処方が可能です。 ・脇以外(手足等)には使えません。 ・閉塞隅角緑内障の方、排尿障害のある前立腺肥大の方は使えません。 |
【保険適用】 アトピー性皮膚炎の新しい塗り薬について |
アトピー性皮膚炎の治療外用剤として、ステロイド、プロトピックに続く新しい塗り薬「コレクチム軟膏」・「モイゼルト軟膏」が使えるようになりました。 これら二つのお薬は ・副作用が出にくいため長期使用が可能 ・刺激が少ない という、これまでの「ステロイド」や「プロトピック」の使用で問題になっていた点がありません。特に『顔、特に目の周りに皮疹が多くある方』、『痒みや刺激感でプロトピックが使えない方』等に有効です。
これまでの塗り薬や飲み薬の治療と組み合わせて、個々の症状に合わせた使い方を選択する必要があります。お悩みの方は一度ご相談ください。 |
水イボ(伝染性軟属腫)の治療について |
水イボ(伝染性軟属腫)は ・麻酔テープを使用し、ピンセットで摘除する ・液体窒素による凍結凝固する ことが標準的な治療法です。が、麻酔テープを使っても痛みを完全に消すことは難しく、お子さんには苦痛を伴う治療であることは間違いありません。 水イボの数が少ない場合は、この標準治療が最も早く効果的な治療だと考えます。 当クリニックでは水イボの数が多くなってしまったり、痛みで処置を行うことが難しいお子さんに対して、銀配合クリームによる痛みのない治療を行っています。 銀の強力な抗菌作用を利用した治療法で、通常1日2回、朝と入浴後に水イボの周囲にクリームを塗布します。2週間〜2か月程度で銀配合クリームを塗布した水イボが赤くなり、それから1か月前後で水イボが徐々に消えていきます。個人差がありますが、一般的には治療開始から平均2〜3か月程度で、約80%の治癒率が報告されています。 ■銀に関して 銀は抗生剤の10分の1以下の濃度で、ほとんど全ての細胞や真菌、更には一部のウイルスにまで効き、かつ副作用に関してもほとんど問題ない非常に理想的な抗菌作用のある物質と言えます。 但し銀は紫外線に弱く、直射日光が当たると短時間で効果がなくなってしまいます。直射日光が当たる腕や足など、衣服で覆えない部位へは夜のみ使う等、注意が必要です。 詳しくは受診の際に医師へご相談ください。 ■処方について 銀配合クリームは自費診療での処方となります。 15グラム 2,200円 |
さらに一歩上の肌を目指すために・・・ |
当クリニックでは様々な美容皮膚治療を取り入れております。 初診カウンセリングでは、患者さんがどのような治療を望んでいらっしゃるのか、どこまでの肌改善を望んでいらっしゃるのか、じっくりとお話をうかがいます。 患者さんのお肌に状態をチェックして、お一人お一人に合った美肌治療を提案させて頂きます。 |
美容皮フ科施術の ご予約・変更・キャンセルについて |
レーザー脱毛施術、スキンリジュビネーション施術は全て予約制となります。 予約日時の変更やキャンセルをご希望の場合は、以下のキャンセル規定が適用となりますので予めご了承ください。 多くの方に気持ちよく施術を受けて頂くため、ご協力をお願い致します。 |
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